Tailii

機能

モバイルで実作業を完結させるための、全機能。

Tailii は「進捗を眺めるアプリ」ではありません。指示して、確認して、承認して、コミットするまで — 開発のループそのものを iPhone に載せるための機能群です。

チャット体験

生ターミナルを小さな画面に押し込むのではなく、エージェントとのやりとりをスマホのために設計し直しました。

ネイティブチャット

ターミナルの画面をミラーするのではなく、エージェントの出力を解釈してネイティブなチャットとして描画します。本文・コードブロック・Markdown の表・ツール実行の途中経過が、それぞれスマホで読みやすい形で表示されます。

体感の軽さには徹底的にこだわっています。入力・スクロール・画面遷移はすべて端末内で即時に完結し、「待たされる」のは AI が考えている時間だけ。回線が細い場所でもストレスなく操作できます。

スラッシュコマンドのサジェスト

入力欄で / を打つと、使えるコマンドが一覧でサジェストされます。エージェント本体のコマンドだけでなく、インストール済みプラグインが追加する skills / commands も補完対象です。

PC のターミナルで使い慣れたワークフローを、そのままポケットの中でも呼び出せます。

音声入力

iOS の音声認識を使って、しゃべって指示を出せます。「このバグの原因を調べて、テストを足してから直して」のような長い依頼は、フリック入力よりしゃべるほうが圧倒的に速い。

歩きながら、家事をしながら、エージェントに次の仕事を渡せます。

画像の添付とサムネイル

iPhone の写真ライブラリから画像を複数選択してエージェントに渡せます。UI のスクリーンショットを見せて「この通りに実装して」が、モバイルから完結します。

エージェントが読み書きした画像は、ホスト側で軽量サムネイルを生成してから届くので、モバイル回線でもギガを消費しません。タップすると原寸をオンデマンドで取得します。

特殊キーと TUI 設問への回答

Esc・Ctrl+C・矢印キーなど、CLI 操作に必要な特殊キーはツールバーからワンタップで送れます。

エージェントが対話的に選択肢を出してきたときも、ターミナルのカーソル移動ではなくネイティブな UI で回答できます。

承認とコントロール

エージェントに実作業を任せるほど、「何をしようとしているか」を見て止められることが大事になります。

ツール承認カード

エージェントがファイル編集やコマンド実行をしようとすると、実行前に承認カードが届きます。ツール名・内容の概要・どの作業ディレクトリでの操作かを確認して、許可または拒否。

Claude Code は PreToolUse hook、Codex はネイティブ承認 API と、エージェントごとに正規の承認入口を使い、どちらも同じ承認 UI に合流します。承認が複数たまってもキューで順に処理できます。

編集は diff で確認

Write / Edit 系の操作は、変更前後の diff が承認カードに付いてきます。「どのファイルの、どの行が、どう変わるのか」を見てから通せるので、外出先でも安心して任せられます。

承認モードの切り替え

毎回確認 / 編集だけ自動許可 / すべて自動許可を、セッションごとに切り替えられます。信頼できる定型作業は全自動で流し、慎重にやりたい作業だけ手動承認に。

PC 側のターミナルでモードを切り替えた場合も、アプリの表示に同期します。

通知

承認待ち・作業完了・エージェントからの質問を、接続中はローカル通知でお知らせします。画面を開いて見張り続ける必要はありません。

アプリを閉じていても届くバックグラウンド通知は、現在準備中の実験的機能です(既定では無効)。有効化した場合も経路はあなたのマシンから Apple の APNs への直送で、ここでも中継サーバーは使いません。

監査ログ

承認やツール実行のイベントはホスト側に監査ログとして記録されます。「あのとき何を許可したっけ?」を後から追跡できます。

セッションと再開

Tailii の核心は「セッションが自分のマシンで生きている」こと。だから、切れても・離れても、続きがあります。

会話一覧と検索

すべての会話を、最後のやりとりのプレビュー・状態(作業中 / 承認待ち / 完了)・作業ディレクトリ付きで一覧できます。承認待ちの会話は上に浮上するので、対応すべきものを見落としません。

キーワードで過去の会話を横断検索して、そのまま resume。どの会話も「読み返す」だけでなく「続きを進める」対象です。

どこからでも起動・再開

任意の作業ディレクトリを指定して新しい会話を開始できます。既存の会話は resume でエージェントの記憶ごと再開。

「PC の前に戻ってから」ではなく、思いついたその場で作業が始められます。

作業ディレクトリ履歴

最近使った作業ディレクトリは履歴として保持され、ワンタップで切り替えられます。複数のプロジェクトを行き来する日常にフィットします。

切断してもセッションは生きる

セッションはホスト側の tmux が維持しているので、トンネルで電波が切れても、iPhone がスリープしても、エージェントは作業を続けます。アプリに戻れば自動で再接続し、途切れていた間の出力もそのまま追いつきます。

サブエージェント進捗ツリー

エージェントが複数のサブエージェントに作業を分担させたとき、その実行状況をツリーで可視化します。誰が・何を・どこまで進めたかが一目で分かり、タップすれば各エージェントの実行履歴も追えます。

アイドルセッションの自動片付け

放置されたセッションは一定時間で自動的にクリーンアップされ、ホストマシンのリソースを食い続けません。作業中・承認待ちのセッションはきちんと保護されます。

開発ツール

チャットの外側にある「開発の周辺作業」も、アプリの中で完結させます。

git 操作

status・diff・log・ステージ(add)・コミットといった日常の git 操作を、ターミナルを開かずにネイティブ画面で行えます。エージェントの変更を diff で確かめて、その場でコミットまで。

ファイルブラウザ

作業ディレクトリのファイルツリーをその場で閲覧できます。エージェントが作ったファイルの確認や、「このファイルを見て」と指示する前の下調べに。

アプリ内 Web プレビュー

ホストマシンの localhost で動いている開発サーバーを、SSH トンネル経由でアプリ内ブラウザに表示します。エージェントに Web アプリを作らせて、その画面をすぐ自分の目で確認する — このループが iPhone だけで回ります。

トンネルは SSH 接続の中に張られるため、ホスト側のポートをインターネットに公開しません。チャットに流れてきた URL やビルドされた .html はタップするだけで全画面プレビューが開きます。

usage 表示

サブスクリプションの使用量をアプリ内で確認できます。使いすぎる前に気づいて、ペース配分できます。

接続とセキュリティ

「自分の鍵で、自分のマシンにだけつながる」。この構成そのものが Tailii のセキュリティ設計です。

QR ペアリング

ホスト側で npx tailii-host setup を実行すると QR コードが表示され、アプリで読み取るだけでペアリングが完了します。QR が使えない環境向けに、6 桁の確認コード付き直接入力も用意しています。

ペアリングで作られる接続情報と鍵は iPhone の Keychain に保存されます。複数のマシンとペアリングして使い分けることもできます。

中継サーバーなし

Tailii には運営者のサーバーというものが存在しません。会話・コード・認証情報は iPhone とあなたのマシンの間だけを SSH で流れます。障害点も、覗かれる場所も、増やしません。

外出先からは Tailscale などであなたのマシンに到達できれば OK。アプリ自身はネットワークに穴を開けません。

Claude + Codex 両対応

セッションを作るときにエージェントを選べます。Claude Code と OpenAI Codex、それぞれ正規の連携方法(hook / App Server)で統合しており、承認もチャットも同じ UI に合流します。

どちらもサブスクリプション認証済みの対話版 CLI をそのまま使うので、追加の API 課金はありません。

ホスト側はオープンソース

ホストマシンにインストールする tailii-host は MIT ライセンスの OSS で、macOS と Linux に対応しています。あなたのマシンで何が動くのかを、コードで確認できます。

この全部が、中継サーバーなしで動きます。

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